教養・一般
日本の美術 543号(2011年8月号)
1,938円(税込み)
【内容】
戦国時代から江戸時代へ向かう転換期、やまと絵の伝統美を継承しながら近世への橋渡し役を担った絵師が土佐光吉である。同時代に活躍した狩野永徳の陰でその存在はかつてあまり評価されていなかったが、所在不明となっていた大作・曽我物語図屏風の発見などによりその画業の全容が明らかとなりつつある。本書では土佐光吉の作品の多くを掲載し、その業績と次代への影響を考察する。
【掲載図版:曽我物語図屏風、源氏絵、十二ヶ月風俗図など約120点収録】
第543号 「土佐光吉と近世やまと絵の系譜」
江村知子(東京文化財研究所)/執筆
独立行政法人国立文化財機構/監修、至文堂/編集
ISBN:978-4-324-08963-7