教養・一般
日本の美術 542号(2011年7月号)
1,938円(税込み)
【内容】
古来、寺院の荘厳具として堂宇を装飾した工芸品の、代表的なものが幡と華鬘です。金銅や彩色で豪奢に造形され、仏殿などの堂内を極楽のような光にあふれるイメージに飾るものでした。日本の各地の寺院に多くの作品が伝えられ、当時の工芸の粋を示すものとして文化財指定されているものも少なくありません。本号ではそれらの成立や歴史を、資料や作品を鑑賞しながら詳しく解説します。
【掲載図版:国宝・金銅灌頂幡、迦陵頻伽透彫華鬘など約130点収録】
第542号 「幡と華鬘」
伊藤信二(東京国立博物館)/執筆
独立行政法人国立文化財機構/監修、至文堂/編集
ISBN:978-4-324-08962-0