平成21年発刊の旧版「伝える―阪神・淡路大震災の教訓―」を
東日本大震災への支援の検証も踏まえて全面改訂。
東日本大震災も踏まえての具体的な106の教訓!○ 阪神・淡路大震災の被災地である兵庫県が、東日本大震災への支援を検証し、両大震災への取組の成果から導いた106の教訓を各項目として解説しています。
○ 2つの大震災での具体的課題・対応を整理したことで、改善点やまだ残る課題、これからの防災への教訓がわかりやすくまとまっている。この2地域による違いを各自治体でも検証することで、各地域の防災計画に役立つものとなっています。
付録DVDに各教訓項目に関する詳細な資料を収納しました。
事業説明書・補助金要綱・実績報告書・広報資料など膨大な資料を整理しています。
目次
1.いのち
(1) 命を守ること、命を救うことの大切さ
【教訓項目】1〜20主な教訓:住まいの耐震化/地域の防災力/防災関係機関/災害医療体制の整備/孤立集落対策/帰宅困難者対策/…
2.暮らす
(2) 生活拠点となる住まいの確保
【教訓項目】21〜42主な教訓:避難所の運営/福祉避難所と要援護者の生活支援/応急仮設住宅の運営/災害復興公営住宅の整備/被災者生活再建支援法/兵庫県住宅再建共済制度/…
(3) 生活資金、心身の健康、生きがいなどのくらしの回復
【教訓項目】43〜59主な教訓:被災者自立支援金/被災者相談/県外居住被災者の支援/こころのケア/震災・学校支援チーム(EARTH)/生きがいづくり/復興を支える芸術文化活動/…
(4) 地域経済の復興としごとの確保
【教訓項目】60〜71主な教訓:
地域商業の復興/被災地の観光振興/復興特区制度/新産業の創造/企業の危機管理/…
3.創る
(5) 人をつなぎ互いを助ける地域コミュニティ
【教訓項目】72〜75主な教訓:地域コミュニティの役割/高齢者の見守り/…
(6) 住民が主体となり、地域の特性を生かしたまちづくり
【教訓項目】76〜82主な教訓:二段階の都市計画決定/まちづくり協議会/専門家によるまちづくり支援/被災文化財の保護/…
(7) 災害時に対応できる人材の育成【教訓項目】83〜87主な教訓:防災専門人材の育成/新たな防災教育/人と防災未来センター/…
4.支える
(8) 平時からの危機管理体制の構築
【教訓項目】88〜94主な教訓:関西広域連合(広域連携体制の構築)/原子力防災対策/広域防災拠点のネットワーク化/国際防災協力/…
(9) 被災地の主体的な復興を支える社会制度の整備【教訓項目】95〜102主な教訓:復興体制つたえる/派遣職員による復旧・復興の応援/復興検証/復興基金/…
(10) 公民協働の新しい社会システムの構築
【教訓項目】103〜106主な教訓:ボランティア・NPOの活動促進/中間支援組織/企業等と地域のパートナーシップ/…
巻末資料
阪神・淡路大震災からの復興の道のり―ステージごとの取組みの整理表
巻末資料編(巻末DVD)