
本書は、現場で働く介護従事者が、普段の業務に役立つ知識・技能を身につける初心者向けに
全6巻のシリーズとして発刊します。
新しい介護保険制度に即したスキルを提供する介護関係者必備の書です。
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介護保険の業務は、介護報酬と運営基準に基づいて行われます。
このルールを知ることは、介護従事者が業務を遂行するうえで不可欠な要件といえます。
本巻では、シリーズのまとめとして、現在の介護報酬及び運営基準の問題点を精査し、
初心者にもわかるように解説します。
あわせて、09年介護報酬改定にむけて、問題点や課題を整理し、
今後の介護保険制度の在り方について解説します。
目次
序章 日本社会における介護・医療システム
1 リハビリテーションにおける介護報酬と診療報酬
2 特養・デイサービスにおける介護報酬
3 ケアマネジャーから見た介護報酬
4 介護保険制度における自治体の責務
5 介護保険認定審査の現状と課題
6 高齢者虐待と介護保険制度
7 生活保護制度の課題と介護保険制度
8 医療ソーシャルワークからの介護保険制度
9 社会福祉協議会と介護保険制度
10 家族介護と介護保険制度
11 自立支援制度における在宅介護
終章 今後の介護保険制度と09年報酬改定のゆくえ
編集代表者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
金子勝…かねこ・まさる/慶応大学教授
結城康博…ゆうき・やすひろ/淑徳大学准教授