新しい学習指導要領の基本理念「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて脚光を浴びているコミュニティ・スクール。
●福岡県春日市は、文科省がコミュニティ・スクール推進事業を開始した初年度(平成17年度)に研究開発の委嘱を受けて以来、全市体制で実践を進めてきた「コミュニティ・スクール先進地」として知られます。
●春日市におけるこれまでの成果、課題、実践例を整理し、新学習指導要領下での各地の取組をサポートするガイドブック。
☆コミュニティ・スクールとは
学校と地域住民・保護者が力を合わせて学校運営に取り組むための仕組み「学校運営協議会」(地教行法で規定)を設置している学校のこと。
目次
第1部 コミュニティ・スクール―すべてがわかるQ&A
1 コミュニティ・スクールのとらえ方
Q1 コミュニティ・スクールの背景及び趣旨はなんですか。
Q2 コミュニティ・スクールの仕組みはどうなっていますか。
Q3 コミュニティ・スクール導入はどんな手続きで行われますか。
Q4 コミュニティ・スクールにはどんな特徴がありますか。
Q5 これまでの開かれた学校とコミュニティ・スクールとのちがいはなんですか。
2 コミュニティ・スクールを推進する上で留意したいこと
Q6 年間を通して学校運営協議会ではどんな内容が協議されていますか。
Q7 学校運営協議会の下にある実働推進組織とはどんなものですか。
Q8 コミュニティ・スクール導入に伴い学校要覧、市教育要覧はどう変わりましたか。
Q9 保護者による共有化・参画・参加促進のため、PTA組織はどう変わりましたか。
Q10 全教職員による共有化・参画促進のため、校務分掌組織はどう変わりましたか。
Q11 コミュニティ・スクールにおける「社会に開かれた教育課程」「社会に開かれた学校環境」はどんなものですか。
Q12 コミュニティ・スクール推進に向けた教職員の具体的業務にはどんなものがありますか。
Q13 コミュニティ・スクールの児童生徒に対する理解・浸透をどうしていますか。
Q14 コミュニティ・スクールの成果、今後の留意事項にはどんなことがあげられますか。
第2部 コミュニティ・スクールの展開―「社会に開かれた教育課程」の実際
1 小学校の取組み紹介 (12校)
2 中学校の取組み紹介 (6校)
第3部 コミュニティ・スクール推進の支援―教育委員会、自治会、各種団体の取組み
1 コミュニティ・スクール推進基盤となる教育委員会の取組み・支援力
2 地域力を高める自治会の取組み・支援力
3 児童生徒健全育成のため市民意識を広げる各種団体の取組み・支援力