「子育ての喜びを感じてもらうには?」
「家庭とのコミュニケーションの工夫とは?」
「親子への一体的なサポートとは?」……
いま注目の課題「家庭支援」の考え方・進め方をコンパクトにまとめた幼稚園教諭・保育士・子育て支援にかかわる方々に送る1冊!
保育と子育て支援の現場では、親子を一体的に支える「家庭支援」の役割が強く求められています。
本書は、幼稚園、保育所、全国で増えつつある子育てひろば・センター・児童館などの子育て支援施設につき、それぞれの特徴を生かした家庭支援の進め方をわかりやすく説明します。
「毎日の連絡帳」から「問題を抱えた母子への数年にわたる支援」まで、様々なレベルの実践例を紹介します。
親の気持ち、園への願い…。保護者視点のコラムにも支援のヒントが満載です。
淡いグリーンを配した読みやすい二色刷り。
新保育士養成課程では必修科目「家庭支援論」が登場。
いま注目のテーマです。
目次
序章 いま求められる家庭支援とは
1 保育・子育て支援の場における支援
・支援の目的とは
・支援の基本的な考え方
2 日常の家庭支援の実際
【幼稚園の実践】
・「気になる親子」への継続的な支援
・専門家による子育て相談
・幼稚園で朝からオープン―親子ひろば ほか
【保育所の実践】
・連絡帳を通して行う保護者への支援
・保護者会を通した家庭支援1・2
・家庭への食生活支援
・子どもの情報を保護者と共有するための工夫 ほか
【子育てひろばの実践】
・イベントを通した外国人親子への支援
・利用者からスタッフへ―「支援の循環」を生む取り組み
・ひろばでの遊びの提供 ほか
3 保護者・家庭に寄り添う支援とは
・幼稚園における支援
・保育所における支援
・子育てひろばにおける支援
終章 これからの家庭支援を考える
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
塩谷香…しおや・かおり/東京都品川区立二葉つぼみ保育園長、和泉短期大学専任講師などを経て、現在、東京成徳大学准教授