
国際的な税務問題は複雑・多様化しており、知識不足からトラブルになるケースが多く、実務担当者の悩みの種になっています。
しかし、実務を重視した観点から適切な情報を提供する解説書は少ないのが現状です。
本書は、こうした悩みを解決すべく、豊富な実例に基づいて実務問題を集大成し、分かりやすく解説する書として発刊いたします。
「疑問点→結論→見解」の構成により、全685問から成る実務に密着した具体的なテーマでズバリ回答。
移転価格事務運営指針の22年6月改正まで織り込んだ最新内容です。
非居住者・外国法人に係る源泉徴収問題から、外国税額控除等の国際税務関連諸制度、相続税・地方税に至るまで、大企業に限らず、税理士・中小企業にも必須の税務問題が満載です。
目次
1 国際課税のあらまし
2 個人・法人の居住地国判断
3 非居住者・外国法人の国内源泉所得
4 源泉徴収と申告分離課税
5 出入国者の給与及びその他所得課税
6 総合課税
7 外資系内国法人の課税
8 組織再編税制
9 外国税額控除
10 外国子会社からの受取配当等の益金不算入
11 移転価格税制
12 過少資本税制
13 タックス・ヘイヴン対策税制
14 利子・配当課税の特例
15 信託税制と国際課税
16 相続税
17 消費税
18 地方税
19 その他
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編集代表者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
渡辺淑夫…わたなべ・よしお/青山学院大学名誉教授