
企業や自治体のブランド展開に必要な知識やハウツーを対話式で学べるテキスト。
ここだけはおさえておきたい!というポイントや、
本文の解説をビジュアル化した図表を多数盛り込んでおり、
ブランド構築についての知識を効率的に習得できます。
著者の実務経験に基づき、現場の悩みや具体的な成功例まで臨場感たっぷりに書かれています。
対話形式のため話にストーリー性があり、初心者でも理解しやすくなっています。
表紙および章扉に登場する「ボランチ先生」のイラストは、しりあがり寿氏が作成。
ボランチ先生とは…50代の某大学経営学部の教授。微生物学、歴史学を学んでブランドやデザインの世界に飛び込む。
ブランド論の研究では異端的存在ながらトップレベル。ブランド構築には、そのブランドだけが持つ、魅力的で独特な、決して真似のできない世界=「別世界」をつくりあげることが大切だと説く。
そのスマートな理論から繰り出されるあざやかな戦略で、「ブランド構築の名ボランチ」の異名をとる。
幼い頃よりサッカーに親しみ、プロサッカーチームのファンクラブにも入会していた。
「学者は、尊敬されても好かれちゃいかん」が口癖。
目次
●1日目 ブランド構築全体の流れ
1 先生、僕、今ピンチなんです
2 ブランド構築ができないんです
3 ブランドとは一体何だと思う(歴史的背景/何が変わったのか)
4 ブランドの構築とはどういうことだい
5 問題は絡み合っているよ(何を一新したのか/全体を鳥瞰できなければ)
6 ブランド担当の役目は何なんだ(マネー回路/ブランド力の強化/成長戦略/ほか)
7 大切なのは価値の源泉だ(サービス/長寿商品)
8 全体の流れを把握するんだ(市場を見る目/ライバルの設定/組織体制/ブランド広報/ほか)
●2日目 ブランドを構築する仕組み
9 BVCC(数値制御式の仕組み/三つのキーワード/仕組みの市場導入)
10 誰もが文化の虜なんだよ(経験的連想情報システム/文化のクモの巣/ほか)
11 トライアングル構造になる(三つの機能/ブランド力/お金の流れ/ほか)
12 イメージ空間にも北極星があるんだ(パン屋の喫茶店/ベクトル/ほか)
13 ブランドの入り口だよ(ブランドの成長戦略/中身で選ばれる商品)
14 地域や商店街でもブランドが役に立つ(地域内連携/地域の伝統的なブランド/ほか)
15 微調整がブランドを左右する
16 将来は知的資本体かな(ブランドの未来/知的資本管理システム)
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
渋谷清…しぶや・きよし/ブランドネットワークインセプト代表
著者詳細情報は
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