豚や鳥など動物から人へ感染したウイルスが、人から人へ感染するウイルスに変異して発症する
新型インフルエンザの大流行(パンデミック)を懸念する報告が、今世界中で話題になっています。
本書では、住民に最も身近な自治体や保健所が、
大流行に備え、予めどのような対策を取ればよいのか、
流行してしまった場合にはどのような対応をすればよいのか、
あらゆる角度から各識者が実地に基づいて検証します。
自治体、保健所、学校、幼保施設、病院、警察、消防、企業経営者に向けた、
最新の感染症拡大防止対策を具体的に解説しています。
感染者の隔離方法・薬の確保・救護体制・交通規制など、
地域の実情に応じた対応策づくりに欠かせないシミュレーションを行うためのヒントが満載!
国の策定する「(改定版)新型インフルエンザ対策行動計画」にも準拠した、信頼できる1冊です。
目次
1 概論
・新型インフルエンザとは
・インフルエンザウィルスの特徴と新型発生のメカニズム
・感染流行のシミュレーション
2 パンデミック対策
・国の新型インフルエンザ対策
・新型インフルエンザウイルスの出現機構とワクチン対策
・リスクコミュニケーション
・地域における新型インフルエンザ対策
・医療体制の確保
・新型インフルエンザの検査方法
・予防内服の取組み
・臨床の立場から見た対策
・学校における対応について
・社会機能・インフラの管理
・企業における対応
3 まとめ
・感染拡大を防ぐためには
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
橘とも子…たちばな・ともこ/国立保健医療科学院研究情報センター情報デザイン室長、医学博士
櫻山豊夫…さくらやま・とよお/東京都福祉保健局技監、医学博士
前田秀雄…まえだ・ひでお/東京都福祉保健局参事