
本書は、2008年3月に出された新学習指導要領に対応した、
小学校体育科・中学校保健体育科の実践ハンドブックです。
小学校から中学校まで、授業を18事例取り上げ、
すべての事例で授業の展開例や授業評価のポイントを示しました。
実践直後と1ヶ月後に児童生徒へアンケート調査をして授業の習熟度を数値で表し、
特に評価方法に重点を置いた指導の工夫をわかりやすく紹介しています。
理論編では、体育科・保健体育科の年間指導計画や授業づくり、
評価規準の作成手順など、学校現場ですぐに使用できる内容を展開しています。
小学校・中学校の教員のみならず、教育委員会の学校支援のための
研修用テキストとしてもご活用いただきたい1冊です。
目次
1 新学習指導要領における体育科・保健体育科の改訂のポイント
1−1 体育科・保健体育科が目指す児童生徒像と授業づくりの視点
1−2 新教育課程の課題とこれからの体育科・保健体育科
1−3 体育科・保健体育科における指導と評価の在り方
2 新学習指導要領における体育科・保健体育科評価の観点の整理
2−1 キーワードで見る改訂体育科・保健体育科の読み方
2−2 関心・意欲・態度について
2−3 思考・判断について
2−4 運動の技能について
2−5 知識・理解について
3 体育科・保健体育科の評価方法例
4 新教育課程に対応した体育科・保健体育科の授業づくり
4−1 学習指導要領から読む年間指導計画例
4−2 評価規準の作成について
4−3 指導と評価の計画の作成について
4−4 本時指導案の作成について
参考資料
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
今関豊一…いまぜき・とよかず/順天堂大学准教授、前文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課教科調査官