
本書は、現場で働く介護従事者が、普段の業務に役立つ知識・技能を身につける初心者向けに
全6巻のシリーズとして発刊します。
新しい介護保険制度に即したスキルを提供する介護関係者必備の書です。
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介護問題において「施設ケアか?」「在宅ケアか?」という議論がありますが、
それらは基本的には高齢者の住まいの問題です。
現在、バリアフリーを中心とした在宅介護が注目を浴び、特別養護老人ホームに見られる
個室化、ユニットケア化など施設においても大きな転換期を迎えています。
本巻では、高齢者が快適に暮らせる住環境の視点から、
在宅及び施設における問題点や課題について解説します。
目次
1 高齢者の居住を考える――その視点
2 高齢者に対する住宅政策の歴史的展開
3 高齢者の住宅問題
4 高齢期の居住の選択(グループホームを含む)
5 高齢者福祉施設の役割――施設から「居住」へ
6 自宅での生活継続のために――住宅改修とリバースモーゲージ
7 高齢者の居住と市場の動向
8 高齢者の居住と支援
9 高齢者の貧困と居住
編集代表者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
山本美香…やまもと・みか/淑徳大学准教授