2004年12月発刊の前回版を最新内容に改めるもの。
平成20年1月に施行された「改正配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(改正DV法)を、改正法の立案者自身による正確な執筆で解説する決定版。
DV防止法は平成13年に議員立法として成立しました。
内容を3年ごとに検討することが規定されており、今回で2回目の見直しが行われ、大幅な改正が加えられました。
本書は、今回の改正の内容を逐条解説で「詳しく」、Q&Aで「わかりやすく」解説し、改正DV法の正しい理解と円滑な運営に欠かせない1冊です。
【改正の主なポイント】
・市町村に「DV防止基本計画」の策定と、 配偶者暴力相談支援センター(DVセンター)の設置を努力義務とした。
・裁判所の保護命令の対象となる暴力に、身体に対するものだけでなく、 言葉などによる「脅迫」を加えるなど、保護命令制度が拡充された。
目次
1 法律の制定及び改正の経緯等
2 法律の規定の解説
3 Q&A
・参考資料
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Qの例(全208問)
・市町村に配偶者暴力相談支援センターの設置を努力義務として課すのはなぜですか。
・配偶者暴力相談支援センターにおいては、男性の被害者にどのように対応することとなるのでしょう
・諸外国の保護命令制度はどうなっていますか
・保護命令の申立てから保護命令が発せられるまでの間、被害者の安全は、どのようにして確保されるのですか。
・被害者は、被害者への接近禁止命令と退去命令とを同時に申し立てることはできますか。
・(略)「その行動を監視していると思わせるような事項の典型的な例は何ですか。
・(略)「連れ戻すと疑うに足りる言動」とは、どのようなものですか。
・親族等への接近禁止命令を保護命令としたのはなぜですか。
・保護命令事件の管轄裁判所はどこですか。
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監修者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
南野知惠子…のおの・ちえこ/参議院議員
千葉景子…ちば・けいこ/参議院議員
山本香苗…やまもと・かなえ/参議院議員
吉川春子…よしかわ・はるこ/元参議院議員
福島みずほ…ふくしま・みずほ/参議院議員