
大阪市職員を経て総務省の人事評価研究会委員も務める著者が、
自治体研修での成果を踏まえながら、人事システム制度の改革法をわかりやすく解説する書。
採用試験から人事評価、研修といった人事システム全般について、
限られた財政資源の中で公務員一人ひとりが自らステップアップして、
高度な住民サービスを提供できる職員を目指すための方法論を提示し、
「ひとは自学で育つ」との持論を展開しながら、先進事例を交えて分析します。
目次
序章 変化の時代 自治体人事行政はどうなる?
1 自治体人事行政を変容させる3つの流れ
2 人材育成は入口から 採用試験の実態と課題
3 人を育てる制度の構築 現役職員と人材育成
4 自学を促す人事評価制度
5 自学を促す研修制度
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
稲継裕明…いなつぐ・ひろあき/大阪市立大学法学部教授・学部長