行政・自治

横浜市が宮崎県日向市のブルーカーボンをクレジットとして認証【横浜市】


 横浜市(374万5800人)は、宮崎県日向市(6万1800人)のアラメ場(藻場)のブルーカーボン(海洋生態系が吸収・固定するCO2)をカーボン・オフセット(CO2排出者が、他者のCO2排出量削減効果やCO2吸収・固定の効果を買い取り、自らが削減できないCO2排出量(の一部)と相殺する取組み)に活用可能なクレジットとして認証した。
 横浜市は、海洋資源を活用した温暖化対策である「横浜ブルーカーボン事業」において「横浜ブルーカーボン・オフセット制度」を運営している。日本国内におけるブルーカーボンの認知度向上と活動の活性化が、横浜ブルーカーボン事業の発展に必須であるとの考えから、同制度の実施要領を一部改正。プロジェクトの要件を緩和し、他自治体のブルーカーボンの認証を可能とした。
 今回、日向市から「東ソー日向株式会社護岸部のアラメ場による温室効果ガスの吸収・固定」(アラメ場面積:0.186ha、ブルーカーボン0.5t―CO2)の申請があり、自治体間ブルーカーボン連携によるクレジット認証の第一弾となった。
月刊「ガバナンス」2020年4月号・DATA BANK2020より抜粋)

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